2016-01-24 整理 私の悪い癖だ手に入れてしまえば、捨てられない。思い出に縋り、"いつかまた"と、何度も。愛おしくなっては離せず、執拗に執着しては突き放されてきたのだその度泣いて、それでも離さなかった。"懲りない奴だ"と言われても構わないと、ただただ大事にしていた。思い出を捨てられないのは悪い癖だ。綺麗で眩しく、時には暗く美しいそれをいつかは忘れてしまう。それでいい、それでいいんだ。どうせ誰も触れやしないだろうましてや、壊すことなんて。ああ、悲しいなあ。